【ストローク】手打ちに悩むあなたに贈る3つのアドバイス

 

 
週一プレーヤー「頑張って打っても球が浅くなっちゃう。深く打つにはどうしたらいいの?」
今回はこんな声に答えます。
題名にもある手打ちとは、腕の力に頼った打ち方のことですね。

私自身フォアストロークは力んだ時こそ浅くなり、相手に攻撃されやすくなっていました。
フォアストロークは力んだ分身体のブレが大きくなり、安定したボールが打ちづらくなってしまうのです。
そのため今回はリラックスしても深いボールを打つために必要な3つの要素について解説します!
 
結論として手打ち解消には、
  • 力が入りやすい打点で厚い当たりで打つ
  • 2つの準備を早くする
  • 3つの体幹の筋力を強くする

この3つです。

 
見習いコーチ
しゅーぞー
これで上級者への道に一歩近づきましょう!
(説明は右利きの場合で行っていきます)
 
注意事項

各項目は比較的簡潔に解説しています。
もし気になる要素があればその項目の紹介記事をご参照頂ければ幸いです。

力が入りやすい打点で厚い当たりで打つ

先ずはボールに最も力を伝えられる正しい打点を探していきましょう。

力が入りやすい目安の打点

ラケットを押してもらったり、手で壁を押すなどして力が入りやすい打点を確認してみましょう。
グリップやスタンスによっても変わりますが、かなり前に感じるかもしれません・・・!

打点からさらに前へ押し出す

厚い当たりとは打点から更に前へ押し出せるスイングのことです。
薄い当たりであると、ボールに押し負けてしまい威力が弱くなってしまいます。

後述しますが厚い当たりでスイングするためにはある程度の筋力が必要です・・・!

スイングについては【ストローク】スイングを安定させるための3つのコツ!の記事でより深く解説していますのでご参照ください。

2つの準備を早くする

レベルが上がりラリーも速くなると、振り遅れることが増えてきますよね・・・!

準備が早くすることで力が入りやすい打点で打ちやすくなります。

ネットを超えたら、打つべき打点をイメージする

相手が打ったボールがネットを越えたらフォアで打つのか、バックで打つのかなど打つべき打点をイメージしていきましょう。

この判断が早いことで次どこに打つべきなのかの判断もしやすいですよ!

打点のイメージができたらテイクバックを始める

早めにテイクバックを始めておくことで、力が入りやすい打点で打ちやすくなります!

バウンドしてから始めてしまうと振り遅れやすくなるためバウンド前からおすすめですね。

準備に関しては、【ストローク】ストロークだけで勝とうとしている方は読まないでください。の記事でより深く解説していますのでご参照ください。

3つの体幹の筋力を強くする

最後のポイントです。
運動連鎖を駆使したスイングには回旋に関わる体幹の筋力が大事です。

具体的には、

  1. テイクバックでエネルギーを溜められる股関節の筋力
  2. スイング中に軸を保つための背骨の筋力
  3. インパクト後も押し出せる肩甲骨の筋力

この3つの関節の筋力が強くなることが必要です。

何故、筋力が必要なのか

先ほど挙げた筋肉は普段の生活では衰えやすいのです。

  • 足をひねることが無ければ、テイクバックで溜められない
  • 座る時間が長くなれば背骨は丸まり、軸の回旋がおきない
  • 腕で身体を支えることが無ければ、ラケットをしっかりとは押し出せない

理学療法士として30代から90代の方までのリハビリを担当していますが、これらの筋力が弱い方は若い方含めて本当に多いです。

へその高さで打つためにも体幹、特に背骨周りの筋力は必要です。
無意識で理想のスイングで打つためにもしなやかな筋力をつけていきましょう!

体幹の筋力向上には自重トレーニングがおすすめ

自重トレーニングは代償動作を極力減らして行うため内側の小さい筋肉にも効果的です!

詳しくは【家でもできる】自重トレーニングがテニスに最適な理由をご参照ください。

今回は厳選して3つご紹介します!

肩甲骨周り(腕立て伏せ)

肩甲骨周りには腕立て伏せがおすすめです。
胸周りの筋肉に効きやすいですが、肘を閉じて行うことで肩甲骨の細かい筋肉にも効きます。

  1. 壁で行う
  2. 階段や椅子で行う
  3. 床で行う(体を倒す角度少な目)
  4. 床で行う(床ぎりぎりまで)
  5. 手を近づけて行う(ダイヤモンド・プッシュアップ)
注意点は、
  • 肘は横に広げない(肩甲骨下側の筋肉が使われない)
  • 身体はまっすぐをキープ(のけぞらない、腰も折れない)

体幹(ブリッジ)

ブリッジは背骨裏側の筋肉など身体の後ろの筋肉全てを刺激してくれます!
腰を痛めない範囲で徐々に行いましょう!

  1. 床に足を伸ばして座り、手で押し上げる(手・肩・足首で三角形ができる)
  2. 椅子に手をついて行う
  3. 床で行う(軽い範囲で)
  4. 床で行う(手を足に近づける)
  5. 壁を手でつたって床までおりる、壁をつたって戻る
注意点は、
  • 左右差を極力減らす
  • 息が出来る範囲で行う
  • 無理のない範囲で行う

股関節(スクワット)

スクワットは股関節周り、特にお尻周りの筋力向上におすすめです

注意点は、

  • 足は肩幅1.5倍広げる
  • 膝があまり前に出ないように
  • 膝が内側に倒れないように

最後に

おさらいですが手打ち解消のためには、
  • 力が入りやすい打点で厚い当たりで打つ
  • 2つの準備を早くする
  • 3つの体幹の筋力を強くする

この3つが重要です!
テニスに伸び悩んでいる方の参考に少しでもなると幸いです。

本記事はここまでです!

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